インプラント 大阪からのご提案
いつまでも、ムシ歯といえばこれこれこう、入れ歯といえばこれこれといった旧来の治療法に固執することは許されません。
歯科医がより良い治療法を積極的に導入して、初めて患者さんにとって最大の幸せが訪れるのではないでしょうか。
では、最新・最善の治療法であるインプラントとはどんなものでしょうか。
正しいかみ合わせを得るための無二の治療法といわれているインプラント。
それはどんな手術によって身体の一部になるのでしょうか。
従来の義歯とどう違うのでしょうか。
現在、一般的につくられ、使われている義歯の種類は、大きく二つに分けることができます。
取りはずしのきかない固定式の義歯と、取りはずし可能な義歯です。
歯は歯茎の上に出ている「歯冠」と、歯茎の中に入っている「歯根」とから成り立っているわけです。
入れ歯にするなら、その歯根から歯冠まで、一本まるごと入れ歯にできないものか。
それが一番、自然なカタチなのだから……、という願いは古くからありました。
しかし、歯根は歯茎の中にあるものです。
そして、しっかりとアゴの骨までささり、埋まっているものです。
物をかめば歯根には大変な力がかかります。
もろくてはダメですし、だからといって硬いだけでもアウトです。
硬くても、ぐらぐらするようでしたら、とても役には立ちませんし、そんな、揺れるような歯根だったら、痛くて仕方がないでしょうし、それが原因で身体中に病気が発生することにもなりましょう。
いや、それより何より、人工の異物をアゴの骨の中に埋め込んで大丈夫なものでしょうか。
そんなこと、とてもできた相談ではない……。
というわけで、つい最近まで世界中でさまざまな試みがなされてきたのですが、失敗に終わり、結局、実現不可能ということで、入れ歯は歯茎の上、と相場が決まっていたのです。
人工歯根を植える、という考え方は、勿論、日本にも昔からあり、外国から学びながら材料もいろいろ試されてきました。
動物の歯や骨、石、金属、合金、プラスチック、低熔度のガラス……など。
しかし、いずれもうまくゆきませんでした。
というのも、私たちの身体には外部から異物が侵入してくると、それを溶かしてしまったり、体内に吸収してしまったり、排出してしまったりする作用が、もともとそなわっているからなのです。
物質によっては、身体が拒絶反応を起こし、体調に異常をきたしてしまう場合だってあるのです。
自然なものなら良かろうという考え方も、簡単には通用しません。
たとえ自分の歯でも、抜けてしまった歯は再び埋め込んでも、よほど条件が良くない限り定着することはなく、歯根が自然に吸収され、結局は抜けてしまうのです。
このように自分の歯でも使えないほどの難問題です。
今では、骨のないところにもインプラントが植えられるのです。
土台となるアゴの骨が薄かったり細かったりした場合、増骨剤を用いて、骨を作って、そこへインプラントを植え込みます。
アゴの骨は時間とともにインプラントを取り囲み、きっちり保持するようになり、インプラントは骨とくっついてしまいます。
また、歯茎の粘膜も、インプラントに、すき間なく密着してきます。
この「基礎」ができあがると、歯茎の上に出ている棒の部分に、歯冠となる「上部構造」をしっかりと装着します。
それで完成です。
実に合理的なものです。
手術の痛みも、ほとんどありません。
ひと口に歯科医と言っても、いろいろな先生がいらっしゃって、頑固一徹「インプラントはダメだ」と言い張る先生もおいでですが、その方々は昭和五九年頃までのインプラントしかご存じない方です。
その時点で早々にあきらめてしまい、その後のインプラントの出現に対しても、まだ、目をつむったままでいるのです。
まことに残念なことといわざるをえません。
今はもう、インプラントなしでは、補綴を語れない時代なのです。
さらに、人工歯根療法が適しているかどうか。
この手術を受けるのに支障となるような、病気や異常などがないかどうかを検査するのです。
そのために、一通りの診察と簡単な検査を行ない、場合によっては血液検査や尿検査も実施します。
加えて、口の中の全体のレントゲンを撮るなどして、人工歯根療法に踏み切るかどうかを判断します。
次には、人工歯根を植える場所や方向を決定するために、歯の型をとって模型で診断します。
また、アゴの咀嚼運動に合わせてブリッジを設計しなければなりませんから、この部分の運動診断をすることも大切です。
もちろん、虫歯や歯槽膿漏などがある場合には、あらかじめ処置しておきます。
さて、いざ手術開始となると、口の中を消毒したうえで、通常は局部麻酔とハリ麻酔を行ないます。
次に、歯茎をわずかに切開し、アゴの骨に人工歯根が入るだけの穴をあけます。
この穴にインプラントを差しこみ、固定させます。
たくさんの歯が欠けているときには、何本も入れます。
入れた人工歯根はネジ式に固定し、歯茎を縫合します。
これで終わりです。
決して大きな手術ではないうえに、最近は麻酔が発達していることにより、痛みはほとんどありません。
人によって多少の違いはありますが、ふつう、歯を抜くときの痛みと同じくらいです。
所要時間は、通常二○分前後です。
抜歯した場合には、六カ月くらい経過した後にインプラントを植えます。
なお、ブリッジの設計について書きましたが、それは、インプラントを植えて、それを支えの歯としてブリッジを作成する場合のことです。
インプラントはブリッジに限らず、単独としても植えられ、機能するということは、申しあげるまでもありません。
丹田呼吸法による「無痛注射」があります。
私もこれを実行していますが、とても効果的で、患者さんにも評判がいいようです。
植え込みの手術を受けた日は、どうぞ静かにお過ごしください。
飲酒、入浴、激しい運動は止めて、食事も軟らかなものをお選びください。
傷のところに食べカスをつけておかないこと、と同時に歯磨きのときに傷口を刺激しないように気をつけることが肝要です。
手術の翌日はその歯科医のところで必ず傷口の状態をみてもらい、ぜひ、洗浄を受けてください。
一週間たって傷が治ったところで抜糸するのですが、その間も、歯科医からもらった「うがい薬」でよく消毒してください。
植え込みの手術後、その治癒を促進させるために、ハリ治療、超音波療法、レーザー光線療法、遠赤外線療法を行なうこともあります。
植え込んで三、四カ月たってから、埋め込んだインプラントに支柱を立て、その支柱の上に仮の歯を付けます。
その二、三カ月間、インプラントを徐々にアゴの骨になじませたうえで仮の歯を取りはずし、最終的な上部構造に付け替えます。
インプラントは一本一本を単独に入れることもできますが、多くの場合、インプラント同士をつなぎ、しっかりした義歯にします。
こうした上部構造の装着が終わったらその後、一~二回、かみ合わせの具合などを見るために通院してもらいます。
それで完了です。
以上は、人工歯根療法の行なわれる標準的な手術とその経過ですが、もちろんケースバイケースで、症状によっては幾分、違う場合もあります。
インプラントの手術は、熟練した歯科医がお伝えするいくつかの注意事項さえ守っていただければ、まったく安心なものです。
インプラントを入れてから二週間は毎食後、口の中を歯科医院でお渡しする消毒液で消毒してください。
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